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【株式・前引け】日経平均は欧米株高で反発。ただ上値は重い展開に

 17日の東京株式市場前場は反発。日経平均株価は前日終値比133円46銭高の8881円42銭で前場の取引を終えた。TOPIXも同12.21ポイント高の761.02と反発。東証1部の出来高は概算で6億5613万株、売買代金は3973億円と低調だった。  前週末14日の米国株式市場は、9月の小売り売上高が1.1%増加と大幅な伸びとなり、グーグルの好決算発表など企業業績改善の期待も高まったことで、景気減速懸念が後退。NYダウは166ドル36セント高の1万1644ドル49セントと大幅反発し、ナスダック総合、S&P500も上昇した。欧州市場も全面高の動きとなった。15日に閉幕したG20財務相・中央銀行総裁会議で、債務問題解決に向けた各国の取り組みが前進するとの期待も高まっている。  こうした流れを受けた本日の東京市場では、寄り付き前の外国系証券経由の注文動向が、売り1870万株、買い1020万株で差し引き850万株、3営業日連続の売り越しとなったものの、前週末の欧米株高が好感され、輸出関連を中心に幅広い業種で買いが先行。日経平均は前日比133円48銭高の8881円44銭で寄り付いた。その後9時3分には8911円まで上昇し前場の高値をつけたが、1カ月半ぶりの8900円台回復ということでその後の上値は重く、前引けにかけては伸び悩んだ。  業種別では、東証33業種中、31業種が上昇。騰落率トップは証券の3.93%、次いで不動産、非鉄金属、ガラスなど。下落は2業種で、騰落率ワーストはオリンパス急落の影響を受けた精密の2.45%。水産も小幅だが下げた。  個別銘柄では、先週14日に業績予想の上方修正を発表した日神不動産が11%上昇。不動産ではランド、長谷工コーポレーション、レオパレス21などが上昇している。そのほか、為替が対ユーロで円安に傾いたことで、京セラ、ソニー、任天堂なども上昇。また14日に米アップル社の「アイフォーン4S」が発売されたことで、フォスター電機やソフトバンクが上昇した。  一方で、大きく下げたのはオリンパス。社長解任のニュースから改革路線の後退が懸念され22%下落。また、明光ネットワークジャパンは株式売り出しで需給悪化が嫌気されている。そのほか、直近で急上昇していたエス・バイ・エルも続落。KDDIやセブン&アイ・ホールディングス、DOWAホールディングスなども下落。  後場はアジア市場と為替動向がポイントだ。日本市場に遅れて始まったアジア市場は香港、上海をはじめほぼ全面高の動きとなっている。一方で、為替は対ユーロで1ユーロ=106円台が接近しており、こちらも意識されそうだ。

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