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【株式・大引け】米株安、円高で輸出関連を中心に続落。日経平均は8500円を挟んで一進一退

 14日の東京株式市場は続落。日経平均株価は前日終値比33円68銭安の8519円13銭、TOPIXは同3.73ポイント安の736.98で大引けを迎えた。  前日の米国株が下落したことや、為替円高が1ユーロ=101円半ばまで進行したことを受けて、輸出関連株を中心に幅広い銘柄に売りが先行した。が、日経平均が心理的な節目となる8500円を割り込むと押し目が入り、下げ渋る展開に。手掛かり材料を欠くなか、値幅54円と小幅なレンジで一進一退した。東証1部の出来高は概算で15億1725万株、売買代金は9186億円と、商いも低調だった。  13日のNYダウは前日比66ドル45セント安の1万1954ドル94セントと2日続落。欧州財政不安に加え、米FOMC(連邦公開市場委員会)後の声明で、期待されていたQE3(量的緩和第3弾)に言及がなかったことも失望売りを誘った。  こうした流れを受け継いで、本日の東京市場は日経平均が39円安と続落してスタート。その後は、外部要因を含め目立った材料もなく、8500円を挟んでの攻防となった。昼のバスケット取引は54億円の成立にとどまり、「売り買いは均衡」と伝えられた。後場に入ってからは8486円37銭まで下げ幅を拡大する場面もあったが、8500円を割り込むと押し目が入るなど、日経平均は小動きに終始した。  東証33業種では、電気・ガス、陸運、ガラスなど7業種が上昇したが、上昇率はトップの電気・ガスで0.61%、2位の陸運で0.22%と小幅だった。一方、下落は26業種で、下落率トップはゴムでマイナス1.43%。これに非鉄、鉱業、不動産、精密機器、機械、輸送用機器が続いた。銘柄別でも東証1部の66.6%に当たる1113銘柄が値下がりした。値上がりは437銘柄。  個別では、ファナック、ホンダ、京セラ、東京エレクトロン、キヤノンなど輸出関連株が売られた一方、ファーストリテイリング、ソフトバンク、花王などは上昇した。任天堂3DSが好調と伝えられ安心感が広まったミツミ電機は反発。外資系証券が投資判断を引き下げたキーエンス、上場来初の最終赤字が伝えられたマブチモーターの売りが目立った。  明日にかけては、日銀短観のほかは、国内外ともに大きな指標の発表はなく、引き続き欧州情勢や為替の動向をにらんだ展開となりそうだ。

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