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【株式・大引け】投資家心理改善で日経平均は4日ぶり小反発も、買い限定的でTOPIXは続落

 16日の東京株式市場は、欧米株高を受けて投資家心理が改善したものの、為替市場で円が高止まりしていることなどで高安まちまち。日経平均株価は前日比24円35銭高の8401円72銭と4日ぶりに反発。一方、TOPIXは同1.46ポイント安の723.56と4日続落した。東証1部の出来高は概算で14億7915万株、売買代金は9269億円。  前日に、懸念されていたスペイン国債の入札結果が良好だったほか、新規失業保険申請件数など米国経済指標が改善。欧米株がそろって上昇したことを好感し、この日の日経平均は小幅反発でスタート。しかし、上値を追う動きは限定的で日中高値は55円高にとどまった。週末要因もあり商いも盛り上がらず、東証1部の値上がり銘柄数495に対し、値下がり銘柄数は1000と約2倍に達した。変わらずは168銘柄。  業種別では東証33業種中12業種が上昇した。上昇率トップは海運の3.81%で、電力・ガスが続いた。下落率トップは繊維の1.33%。以下、輸送用機器、卸売りの順。 個別銘柄では、日立物流がTOBで完全子会社化するバンテックがストップ高となったほか、グリー、ディー・エヌ・エーのネット関連株が買われた。ファーストリテイリングやソフトバンクも堅調。一方、14日上場のネクソンが大幅安だったほか、トヨタ自動車や日立、コマツなどの輸出主力株が総じて軟調。資源価格下落を映して三菱商事、三井物産などの商社株も値を下げた。  来週も国内外の経済指標が気掛かりだが、特に米国指標に注目。市場予想を上回る良好な結果になれば、米国景気回復への期待がさらに高まる。市場では「日経平均は8300~8600円の狭いレンジでのモミ合い」(大手証券)が予想されているが、欧米投資家がクリスマス休暇入りで売り圧力が弱まることもあり、上振れの可能性も指摘されている。

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