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【株式・前引け】国債入札順調で欧州債務不安が後退、日経平均は反発

 13日前場の東京株式市場は反発。イタリア、スペイン国債入札が順調だったことを受けて投資家心理が改善し、日経平均株価の前引けは前日比88円24銭高の8473円83銭。TOPIXは同5.21ポイント高の732.36だった。東証1部の出来高は概算で10億1532万株、売買代金は6356億円。  12日の米国株式市場は、欧州債務問題に対する過度な不安感が後退し、NYダウは前日比21ドル57セント高の1万2471ドル02セントと約5カ月ぶりの高値を回復。ナスダック総合指数は同13.94ポイント高の2724.70といずれも上昇した。 東京市場寄り付き前の外国証券9社ベースの注文動向は、売り1510万株に対して買い970万株と、差し引き540万株の売り越しだった。売り越しは7営業日連続。  前場の日経平均は、85円51銭高の8471円10銭でスタート。為替市場が対ユーロで円安に傾いたことも買い安心感を誘い、10時39分には118円高の8500円台まで上昇幅を拡大した。 東証1部の値上がり銘柄数は1091、値下がり銘柄数は399、変わらずは165だった。業種別では東証33業種中27業種が上昇した。上昇率トップは鉄鋼の2.06%で、輸送用機器、機械が続いた。下落率トップは水産の0.58%。以下、電気・ガス、小売りの順。 個別では、ユーロ高・円安を手掛かりにキヤノン、ホンダ、京セラなど欧州売上比率が高い銘柄が上昇。宮越ホールディングス、ペガサスミシン、日本橋梁、サクサホールディングスなどの低位材料株が値を飛ばしたほか、グリーが8日ぶりに反発した。一方、任天堂が年初来安値を更新し、売買代金首位のファナックは小反落。 後場は為替市場やアジア市場の動向のほか、本日の前場寄り付きに算出された1月物オプションSQ(特別清算)値8470円を上回って引けるかにも注目が集まる。市場では、株価が直近のSQ値を上回って推移すると、戻り歩調に入ったと判断する見方がある。

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