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【株式・前引け】日経平均株価は小幅続伸、電線株などの好調が目立つ

 18日の東京株式市場前場は小幅続伸。日経平均株価の前引け前日比14円59銭高の8480円99銭、東証株価指数(TOPIX)は同1.37ポイント高の732.90。東証1部の売買高は概算で11億6024万株、売買代金は4900億円と、前日より増加したものの低水準だった。  前日、休み明けの米国市場は反発。NYダウは前週末比60ドル高の1万2482ドルと、約半年ぶりの高値水準まで上昇。ニューヨーク連銀が発表した1月の製造業景況指数は13.5(昨年4月以来の高水準)と市場予想を上回り、さらに中国の10~12月期GDPも8.9%増と減速傾向ながら予想を上回るなど、世界景気の減速懸念が後退し、買いが先行した。ただ、引けにかけては金融株が重しとなり、上げ幅を縮小した。また、欧州株もほぼ続伸と堅調な動きだった。為替市場は、ユーロ円は97円台後半の推移だが、スペイン国債入札が順調だったこともあり、小幅反発の動きだ。ドル円も76円台後半の動きとなっている。  寄り付き前の外国証券9社ベースの注文動向は、市場推計で売り2350万株、買い1400万株と差し引き950万株、10営業日連続の売り越し。ただ、金額ベースではトントンだった。  続伸が期待された日本市場だが、日経平均の寄り付きは前日終値比8円11銭安の8458円、9時03分には8446円の安値をつけた。ただ、その後は徐々に戻す展開となり、前場の高値水準で引けている。  東証1部の値上がり銘柄数886(全体の53.5%)に対し、値下がり銘柄数は 581(同35.0%)、変わらずは183(同11.0%)だった。業種別では全33業種のうち21業種が上昇。上昇率の上位は証券、鉱業、石油、繊維、電気・ガスなど。一方で下落は11業種で、食料品、情報通信、輸送用機器、ゴム製品などが下落している。  個別銘柄で目立ったのは電線株。東京特殊電線が23%上昇、昭和電線ホールディングス、沖電線なども軒並み上昇した。そのほか飛島建設は33%上昇、日本橋梁も20%上昇するなど一部建設株の上昇も続いている。主力株ではファナック、東京エレクトロンなどが上昇する一方で、ホンダ、トヨタ自動車、日産自動車などが下げる展開となった。  後場は為替やアジア株の動向に加え、急上昇している電線株の動き、さらに急騰を続けてきた建設株へ一段の資金流入があるか、といった点も注目される。

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