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【株式・大引け】日経平均は小幅反落、TOPIX続伸とマチマチ。欧米株安に引っ張られるが物色買いの動きも

 7日の東京株式市場は日経平均が小幅安の一方、TOPIXは小幅続伸とマチマチのまま大引けとなった。日経平均株価の終値は、前日比11円68銭安い8917円52銭、TOPIXは同2.92ポイント高の772.77。前日の欧米株式が軒並み下げたことや、対ユーロで円高に傾いたことなどから、主力株を中心に利益確定売りが出たが、中低位株を中心に押し目を狙う動きも目立った。  東証1部の出来高は21億3570万株と、活況の目安とされる20億株を超えたものの、前日の水準には至らなかった。同売買代金は1兆1150億円。  前日の欧米株式市場は、ギリシャの債務減免交渉の難航が伝えられたことなどから主要市場が軒並み反落。先週末の大幅高によってテクニカル面で過熱感が出ていることも響いたもようだ。  こうした欧米市場の動きに加え、外国証券経由の売買が2日連続で売り越しとなったことや朝方からユーロ円が円高に傾いたことも市場心理にマイナスとなり、日経平均は寄り付きから25円安でスタート。9時28分ごろにいったん前日終値並みまで戻す場面もあったが、それが本日の高値。前引けは15円安だった。  昼のバスケット取引は226億5100万円成立、売り買い均衡と伝えられた。ただ、アジア市場が軟調なスタートとなったことから後場は18円安で寄り付いたあと、ジリジリと下げ幅を拡大し、13時30分に42円安まで下落。ただ、下値を大きく売り込む動きとはならず、引けにかけて再び下げ渋った。東証1部の値上がり銘柄数は770(全体の46%)、値下がりが736(同43.9%)とほぼ拮抗した。  業種別では東証33業種のうち25業種が上昇。電気・ガス、海運、金属製品が2%を超える上昇率となった。下落率トップは鉱業(1.14%の下落)で、水産、機械、ゴムが続いた。  個別では、東証1部の上昇率トップは長期契約タンカーの明治海運。第一中央汽船や中央タンカーも上昇。業績見通しの上方修正を好感しJTが商いを伴って値を上げたほか、前日に大幅に業績見通しを下方修正した住生活グループは外資系証券が「悪材料出尽くし」として投資判断引き上げたことで反発、128円高に。リソー教育も買われた。  一方、大日本スクリーン製造、SCSK、日本曹達などの下落率が大きく、ファーストリテイリングも利益確定売りに押され下げた。  本日の日経平均は小幅安となったものの、売り買いが交錯する中、下値の堅さが目立った。為替相場や欧米株式市場の動きに振られやすい構造は変わっていないが、今週末にはSQ(特別清算指数)算出日を控えており、心理的節目とされる日経平均9000円台をにらむ攻防が続きそうだ。 

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