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【来週の投資戦略】反落か、それともモミ合いか?いずれにしても上値追いは難しそう

 7月5日の日経平均は1万4309円で引け、本欄で指摘していた戻りメドの1万4178円(5月高値から6月安値までの下げ幅の半値戻し)に達した。本稿執筆時点では、相場に大きな影響を与える米雇用統計の結果が判明していないが(5日の日本時間21時30分に発表)、この水準からさらに一本調子で上昇するのは難しそうだ。

 日経平均が1万4000円以上だった5月7日-29日までの東証1部の売買代金は平均約3.8兆円。一方、再度1万4000円台を奪回した7月2日-5日までの同売買代金は平均約2.1兆円しかない。足元の乏しい市場エネルギーでは、戻り待ち売りを吸収しきれないと考えるのが自然であろう。

 もし売りに押された場合、日経平均の下値メドは25日移動平均線水準の1万3300円前後が有力だ。一方、7月下旬からは主要企業の第1四半期決算発表が予定されており、好決算期待から下値では旺盛な押し目買いが入る可能性もある。その場合、日経平均は1万4000円前後でモミ合う展開もありうる。

 反落シナリオに立てば、日経平均と逆の値動きをするETFである「日経平均インバース上場投信」などを仕込むのも一法。モミ合いならば好業績銘柄を選んで値上がりをじっくりと待つことになる。現時点ではどちらか一方に決め打ちするのではなく、両にらみでいずれにも対応できるようにしておきたい。

(「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦)

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