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【株式・前引け】世界的な「リスクオン」を受け、日経平均は2営業日ぶり9100円台に

 4日前場の東京株式市場は2日続伸。世界的な株高を受けて、閑散とした商いの中での上げ相場となった。日経平均株価は前日終値比36円12銭高の9102円71銭、TOPIXも同1.24ポイント高い778.35とそろって上昇。日経平均は2営業日ぶりに9100円台を回復した。東証1部の出来高は概算で7億4305万株、売買代金は4360億円と依然低調だった。

 先日のNYダウ平均は5月の米製造業受注額が市場予想を大きく上回ったことを好感して反発、5月7日以来の高値となった。ナスダック総合とS&P500も軒並み5月3日以来の高値を記録した。欧州もドイツやイギリスなど主要国、スペインやイタリアなど重債務国のほぼすべてが続伸。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和策の思惑で資金が株式市場に向かうとの期待が高まっている。

 東京市場の寄り付き前の外資系証券9社ベースの注文動向は、売り860万株に対して買いが1480万株と、差し引き620万株の買い越し。前場は53円高でスタートし、9時10分には69円高をつけたが、その後はやや円高に傾いたことから伸び悩んだ。

 東証33業種中、上昇は20業種で、鉱業、卸売、機械、ゴム、情報・通信の順。反対に下落率のワーストは鉄鋼。以下、空運、食料、不動産、銀行が続いた。東証1部の値上がり銘柄数は859(全体の52.1%)、値下がりは565(同34.3%)、変わらずは222。

 世界的に資金が「リスクオン」に移行していることから、ジリ高の傾向となっているが、市場関係者からは昨今の上昇相場で足元の株価は世界的に過熱感があることも指摘されている。

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