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4月の経常収支は21%減少し、3338億円に【4月の国際収支】

 財務省は8日、2012年4月分の国際収支を発表した。経常収支は3338億円となり、対前年同期比21・2%、901億円減少した。所得収支は1兆3980億円の黒字(対前年同月比で958億円、7・4%増)となり、黒字幅が拡大したが、貿易・サービス収支の赤字幅(9625億円の赤字、同1704億円の赤字幅拡大)が拡大したため。また、貿易収支は4639億円の赤字(対前年同月比1704億円の赤字幅拡大)となり、3カ月ぶりに赤字に転落した。

 輸出は5兆4216億円(同5417億円、11・1%の増)、輸入は5兆8855億円(5936億円、11・2%増)だった。先月30日発表の貿易統計によると、輸出は米国(対前年同月比2880億円、42・9%増)、ASEAN(同1010億円、12・6%増)向けが拡大したものの、中国(764億円、7・1%減)やEU(117億円、2・0%減)向けに減少した。また、輸入は原油や液化天然ガスなどの輸入が増え、貿易収支を悪化させた。

 所得収支は、1兆3980億円の黒字。前年同月比で958億円、7・4%黒字幅が拡大した。

 一方、資本収支は、304億円の流出超となった。国内居住者による海外への投資は、日本企業による海外企業の株式取得が影響し、直接投資が9124億円の流出超。中長期債投資は、銀行部門の売り越しにより、2兆7938億円の流入超に転じた。海外の非居住者の国内に対する直接投資は314億円の流入超。海外親会社による子会社の増資が影響した。一方、中長期債投資は、中長期国債が買い越しとなり、流入超に転じた。

(山田徹也 =東洋経済オンライン)

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