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【株式・大引け】米国株高、円安好感し日経平均反発も材料一服で終値9800円の壁は越えられず

 2日の東京株式市場は反発。日経平均株価は前日終値比69円66銭高の9777円03銭、TOPIXも同6.28ポイント高の837.82で取引を終えた。欧米株高や為替の円安傾向などを好感し、日経平均は終値ベースで昨年8月2日以来の高値となったものの、利益確定売りなどに押され上値の重い相場となった。東証1部の出来高は概算で22億5158万株、同売買代金は1兆3140億円だった。

 昨日の欧米市場は、欧州債務不安の後退や米国経済の回復を示唆する経済統計の発表が相次いだことなどで軒並み上昇した。本日の東京株式市場では、円相場も対ドル、ユーロともに円安基調にあることなどを好感し、日経平均の寄り付きは前日終値比89円高。一時は96円高の9803円まで上昇する場面もあったが、その後利益確定売りに押されて伸び悩み、前引けは44円高で引けた。

 昼のバスケット取引は189億7900万円成立、売り買い均衡と伝えられた。ただ、アジア市場が総じて堅調で、為替も午後一段と円高に振れており、後場は同55円高とやや切り返してスタート。先物にまとまった買いが入るとそれに先導される格好で13時ごろには同92円高の9799円まで上昇する場面もあった。ただ、週末で過熱感も出ている中、一段の株価押し上げ材料も乏しく、小幅なレンジでモミ合いながら引けた。

 「3月の年度末月に入り、生保など機関投資家の決算対策での売りが出ていることも上値を重くしている要因の1つ」(大手証券)といった指摘も出ていた。

 業種別では、東証33業種中30業種が上昇。不動産、その他金融、海運、証券・商品先物、陸運は2%を超す上昇率となった。下落したのは輸送用機器、精密機器、その他製品の3業種。銘柄別では東証1部の72.8%に当たる1220銘柄が上昇。330銘柄が下落、変わらずが124銘柄。

 個人投資家の配当や株主優待狙いもあり電鉄関連の7銘柄が新高値を更新。2月の百貨店売り上げが前年同月比プラスとなったエイチツーオーリテイリング、Jフロントなども買われた。

 来週は米国ISM非製造業景況指数などの経済指標の発表が注目材料。為替動向や先物の動きも気になるところだ。

 

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