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【株式・大引け】日経平均株価は小幅反落。戻り売りなどで上値重い

 7月2日の東京株式市場は小幅反落。日経平均株価は前日終値比3円30銭安の9003円48銭、TOPIXも同0.74ポイント安の769.34となった。EU首脳会議による危機対策の合意などを受け、前週末の欧米市場は上昇。東京市場も当初は買い戻しの動きが優勢だったが、利益確定売りの動きなどで上値の重い展開となった。東証1部の出来高は概算で14億6953万株、売買代金は同8496億円と低調だった。

 EU首脳会議の結果を受けた欧米株高や、為替が対ユーロで円安に振れていたことから、日経平均株価は前週末比97円高の9103円で寄り付いた。ただ、これが本日の高値。買い一巡後は利益確定の売りなどに押され、ジリジリと下げる展開となった。後場も堅調な値動きだったが引けにかけて再び上げ幅が縮小し、大引け直前でマイナス圏に沈んだ。

 今週は、本日発表の米国ISM製造業景況指数、ユーロ圏の失業率に加え、3日には米国の製造業受注、5日にはADP雇用統計(米国)、ECB(欧州中央銀行)理事会、6日には米国雇用統計など重要指標の発表を控えており、様子見ムードも広がったようだ。

 業種別では33業種のうち15業種が上昇し、トップは海運の1.57%。保険、石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼なども上昇した。一方マイナスは18業種。電気・ガス、空運、水産・農林業、パルプ・紙、ガラス・土石製品などが下げている。東証1部の値上がり銘柄数は662(全体の39.5%)、値下がりは839(同50.1%)、変わらずは173だった。

 個別銘柄の上昇率トップは、29日に業績上方修正を発表したタカキューで24.4%。エンプラスも一時ストップ高となるなど、22.0%上昇した。そのほか、ディー・エヌ・エーやグリー、クルーズ、コナミなどSNS関連株が強い動きとなった。主力株ではファーストリテイリング、TDK、三菱商事、国際石油開発帝石などが上昇している。一方で、ヤマダ電機が4.5%と大幅下落。トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車もそろって下げた。トレンドマイクロ、コマツ、日立建機、日本ハムなども下落している。

 EU首脳会議の結果、ユーロ圏の信用不安はひとまず後退する形となったが、今週は重要指標の発表が多く、様子見ムードの強い展開が予想される。欧米市場や為替の動きはもちろんだが、買い戻しの域を抜けて本格上昇となるためには、一段の売買エネルギーが必要だろう。今後の出来高、売買代金の動向も注視しておきたい。

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