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【株式・大引け】日経平均は小幅続落。売買代金は今年最低、後場の値幅は前場より小さい22円と低調

 13日、東京株式市場の大引けは、日経平均株価が前週終値比6円29銭安の8885円15銭と2日続落、TOPIXが同0.16ポイント高の746.95と小幅反発した。旧盆に入り、市場の参加者が少なく、取り引きは極端な薄商い。東証1部の概算の出来高は10億9917万株、同売買代金は今年最低の6144億円となった。

 東京市場に遅れて開いたアジア市場も小幅ながら総じて軟調、昼のバスケット取引も52億円の成立と少額のうえ「売り買い均衡」と伝えられた。支援材料なく始まった後場は前引けに比べ4円安で寄り付いた。前場同様、第1四半期決算発表が一巡し材料が乏しく、足元に過熱感があったため積極的な買いはなく、一方でドイツ首相と財務相の休暇が明けたことにより欧州債務危機への不安がやや後退し、世界的に金融当局による追加緩和への期待が大きいことから下値を売る動きもなかった。16日の米国住宅着工件数(7月)、同建設許可件数(同)など経済指標の発表を待ちたいという気分もあった。相場は完全な膠着状態で、後場の値幅は前場の38円を下回る22円。言ってみれば開店休業である。

 業種別では33業種中、上昇は14業種で上昇率の高い方から保険、小売り、精密機器、不動産、電気・ガスの順。7位、8位には医薬品、食料品が入り、ややディフェンシブ銘柄が買われた感がある。値下がり19業種は下落率が高い順に海運、石油、建設、ゴム、鉱業で、中国関連と言われている海運がトップとなっているのが最近の世界景気減速を象徴している。

 こうした状況のため、個別株の物色が中心となり、好業績銘柄が素直に買われた。値上がり率上位のアイフル、日本橋梁、セイコーHDは業績予想の上方修正組。大気社は修正こそしなかったが、第1四半期の営業利益が第2四半期累計予想の80%を超えていることが好感された。逆にネクソン、電気興業は下方修正の影響が出た。海運以外でもファナック、コマツ、日立建機など中国に強い銘柄が値を下げている。

 今週は旧盆の休みであること、住宅関連以外にも米国の経済指標の発表が複数あること(14日に7月小売売上高、15日に7月鉱工業生産、17日にミシガン大学消費者信頼感指数)から、様子見の薄商いとなる可能性が高い。

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