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【大引け】日経平均反落、中国株安や円強含みが重し

[東京 29日 ロイター]東京株式市場で日経平均は反落。中国の金融引き締め懸念の後退や好業績銘柄への買いなどで下げ幅を縮小する場面があったが、買いは続かなかった。中国株安に加え、円の強含みなどが重しという。主要企業決算や日米の金融政策会合の開催を前に様子見気分が強く、商いも盛り上がりに欠けているという。

 前場中ごろに中国人民銀行(中央銀行)が期間7日のリバースレポで短期金融市場に130億元(21億4000万ドル)を供給すると伝わると、中国の金融引き締めへの警戒感が和らぎ、日経平均は朝方の一時171円安から前日比ほぼ変わらずまで急速に下げ渋った。

 「日経平均1万4200円水準に接近すると押し目買いなどが入りやすいほか、好業績銘柄への物色も指数を下支えしている」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)という。KDDI<9433.T>やキーエンス<6861.T>、フジクラ<5803.T>など前日に好業績を発表した銘柄が素直に買われ、個別株物色が強まった。

 一方、後場は上海総合指数<.SSEC>が下げに転じ、前日比で2%近い下げになる場面があったほか、強含みの円相場が重しとなった。今週は企業決算発表の前半のピークを迎え、決算を見極めたいとのムードが広がりやすいうえ、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀政策決定会合の開催を控え、積極的には動きづらいとみられている。

 個別銘柄では、コマツ<6301.T>が大幅安となった。28日に発表した2014年3月期の連結業績予想(米国会計基準)が市場の下方修正予想をさらに下回るネガティブな見通しとなり嫌気された。日立建機<6305.T>も事業環境の悪化懸念から売り優勢となった。

 東証1部騰落数は、値上がり566銘柄に対し、値下がりが1071銘柄、変わらずが115銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>

終値      14325.98 -70.06

寄り付き    14288.72

安値/高値   14224.59─14395.96

東証出来高(万株) 290316

TOPIX<.TOPX>

終値       1193.5 -4.86

寄り付き     1190.35

安値/高値    1188.16─1198.9

東証売買代金(億円) 18741.23

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