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【株式・前引け】欧米主要株式市場の続落を受け、日経平均は8800円割れ

 週末9日の東京株式市場前場は続落した。日経平均株価の前引けは前日終値比83円10銭安の8754円05銭で5日大幅続落。TOPIXも同5.80ポイント安の729.55と2日続落した。東証1部の出来高は概算で7億9691万株、売買代金は4877億円と、オプションのSQ値算出日の割りに市場エネルギーは乏しかった。

 前日の海外市場は欧米の主要市場で続落した。米国の「財政の崖」や、EUによるギリシャ支援が遅れる可能性から、世界景気への懸念が高まり、NYダウは121ドル41セント安の1万2811ドル32セントと、7月25日以来の安値水準。ナスダック総合も7月26日以来の安値に沈んだ。

 

 寄り付き前の外国証券経由の売買動向は売り1300万株に対して、買い1470万株で、差し引き170万株の買い越しだった。また昨日は、10月の外国人投資家が4月以来、6カ月ぶりに買い越しに転じたことが伝えられたが、前日の海外市場の続落、為替が円高傾向にあることから、本日の日経平均株価は94円安の8742円で寄り付いた。その後は、週末で動きづらいこともあり、8700円台半ばでの小動きの中、前場取引を終えた。値幅は31円だった。ザラバでの8700円台は10月17日以来。

 業種別では、東証33業種中、上げたのは5業種で、情報・通信、空運、海運、サービス、医薬品。下げたのは28業種で電気・ガス、石油が2%超の下落。ゴム、紙・パルプ、鉱業、繊維、鉄鋼、その他製品など多くの業種で1%台の下げ幅を記録した。

 東証1部の値上がり銘柄数は全体の18.4%を占める309銘柄。下げたのは71.9%に当たる1203銘柄、変わらずは156銘柄。個別では、ジーンズメイト、帝国電機が高く、業績上方修正のツムラが上げた。また、自己株買いを発表したエイベックス、AOKIホールディングス、沢井製薬も人気を集めた。一方で、業績下方修正のネクソンが売られ、ミヤチテクノスも下げが目立った。

 後場に向けては、為替やアジア市場、先物の動向が注目される。決算発表はスズキ、りそなホールディングスなどが予定されている。

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