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【株式・前引け】日経平均は小幅続落。円高止まり、需給悪化など背景に値動き鈍い、取引時間延長も効果乏しい

 週明け21日の東京市場の前場は小幅続落。日経平均株価は先週末比9円87銭安の8365円04銭、TOPIXは同1.89ポイント安の718.09だった。円の高止まりや需給面の悪化懸念などを背景に、日経平均の値幅は31円と、値動きは鈍かった。東京市場は本日より前場の取引時間が30分延長され前場は11時30分まで取引されたものの、出来高は6億3627万株、売買代金は3596億円と、先週末の水準を下回る低調ぶりだ。

 先週末の米国市場はマチマチ。NYダウが小幅ながら3日ぶりに反発したものの、ナスダック総合、S&P500は小幅続落。欧州の債務問題への懸念がやや後退したことや、当日発表された10月の景気先行指標の数値が市場予想を上回ったことなどが好感された一方、米国の超党派委員会による財政赤字削減案の提出が23日の期限を前に難航する可能性があることなどが不安材料となり上値を抑えた。

 東京市場寄り付き前の外国証券経由の売買注文は、売りが1930万株に対し、買いが870万株、差し引き1060万株の大幅売り越し。今週は23日(水)に日本が休場になるほか、24日(木)は米国が感謝祭で休場となることから、需給の面の悪化を懸念する声も市場では出ていた。

 業種別では、東証33業種中16業種が上昇、17業種が下落と拮抗した。騰落率の上位は、食料品、小売り、陸運など。ワーストは海運の2.81%で石油、輸送用機器、鉄鋼も2%を超す下落となった。

 東証1部の値上がり銘柄数は全体の37%に当たる608、値下がり銘柄数は831銘柄(同50.6%)、203銘柄が変わらずだった。

 個別銘柄では、トヨタ自動車、ホンダ、マツダ、富士重工業などの自動車関連やみずほフィナンシャルグループ、新日鐵、住友金属工業などの主力銘柄が軒並み安値を更新。オリンパス、オーイズミ、イエローハットなどが上昇率上位につけている。

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