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【今週の投資戦略】チャートの「ダマシ」に注意、日経平均は1万3500円が目先の下値メド

 23日の大暴落の後も、大きめの「余震」が続いている。27日の日経平均株価は469円80銭安の1万4142円65銭で引け、終値ベースで25日移動平均線を割り込んだ。昨年11月16日以来、同線を終値ベースで割り込んだのは4月2日の1営業日しかない。当時は翌4月3日にすかさず同線を奪回して上昇基調に戻った。しかし、今回、同線(現在1万4300円前後)を早期に奪回できなければ、さらに下値を模索する展開となるだろう。

 日足チャートを見ると、5月24日にザラバ安値1万3981円をつけた後、大引けにかけて1万4612円まで戻し、長い下ヒゲをつけている。この下ヒゲは株価下落時の反発力の強さを示しており、1万4000円前後の水準では押し目買い需要があることが伺える。しかし、何らかのショックでこの水準を割り込むと、反発を見込んで買いを入れた投資家の投げ売りが出てくるため、さらに下げが加速する。チャートでは反発サインが出ているのに実際は逆の動きになることは「ダマシ」と呼ばれ、特に今のように悪材料に反応しやすい波乱時にはこうしたことが起きやすい。

 次の下値メドは現在1万3500円水準にある13週移動平均線である。4月2日も同線で下げ止まっており、下値フシとして意識されやすい。一方、反発時の上値メドは現在1万4800円水準にある5日移動平均線である。24日にザラバ高値1万5007円をつけた時も同線に跳ね返されており、強力な上値抵抗となりそうだ。

(「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦)

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