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【株式・大引け】日経平均は日銀の追加緩和見送り嫌い後場崩れ6日続落。当面は決算や景気指標にらむ神経質な展開へ

 10日の日経平均株価は前日比8円24銭安の9538円02銭、TOPIXは同0.26ポイント安の813.43と6日続落となった。東証1部の出来高概算は19億2564万株、売買代金は1兆1391億円と停滞した。

 前日の米国株式市場はNYダウが前週5日終値比130.55ドル安の1万2929.59ドルと4日続落、ナスダック総合指数は同33.42ポイント安の3047.08と反落した。前週末6日に発表された3月の雇用統計が市場予想を下回ったことで、NYダウは今年2番目の下げ幅を記録し、終値では3月12日以来の1万3000ドル割れとなった。

 日経平均は日銀の追加緩和期待から前日比37円高の9583円で寄り付いた後、円安も好感し10時51分には同101円高の9648円の高値をつけた。が、日銀は12時過ぎに金融政策の据え置きを発表。バスケット取引は売買均衡だったが、アジア株が総じて軟調に推移し、為替も円高に振れると、前場に買い戻されていた不動産、金融、輸出株が軒並み上げ幅を縮め、日経平均もマイナス圏に沈んだ。

 東証1部の値上がり銘柄数は599(全体の35.7%)、値下がりは929(同55.5%)、変わらずは146。業種別では東証33業種のうち電気・ガス、保険、銀行など12業種が値上がりとなり、石油・石炭、空運、非鉄など21業種が値下がりした。業績悪化が報じられたシャープをはじめ、ソニーやパナソニックなどエレクトロニクス関連が売られる一方、好調な業績見通しを発表したイズミやユニー、大飯原発の再稼働要請が好感された関西電力などが買われた。中国への本格進出を発表したカルビーも上場来高値を更新した。

 今晩のアルコアの決算発表を皮切りに、米国では12日のグーグル、13日のJPモルガンなど決算発表が本格化する。日本でも12日にイオンやファーストリテイリングなどが決算発表を予定しており、当面は決算の動向や景気指標をにらんだ相場展開が続く公算が大きい。

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