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【株式・前引け】金融緩和期待の後退による米国株安も足を引っ張り、日経平均は100円安の反落

 24日午前の東京株式市場は反落した。日経平均株価は前日終値比100円94銭安の9077円18銭、TOPIXは同7.18ポイント安の757.41となり、ともに下げての前引けとなった。東証1部の売買高は概算で5億5975万株、売買代金3534億円と薄商いが続いた。

 前日の米NYダウ平均は115ドル安30セント安の1万3057ドル46セントとなった。セントルイス連銀のブラード総裁の発言や新築住宅販売件数が市場想定をやや上回ったことによる米国経済改善観測が相まって、このところ相場を押し上げてきた追加の金融緩和期待が後退した。IT大手のHPの大幅赤字も市場の下げにつながった。欧州市場もギリシャ救済を巡る交渉の難航が予想され、根強い債務危機懸念から総じて下げた。

 こうした海外市場の下げを受ける形で東京市場の寄り付きは、前日比108円安の9069円で始まった。朝方の外国証券経由の取引は売り1040万株、買い1310万株で、4日ぶり、270万株の買い越しとなったが、大きな材料にはならなかった。円高持続、これまでの株価上昇による過熱感から利益確定の売りが出やすいこともあって、先物主導もあり、9時17分には132円安の9045円まで下げた。買い戻しが入り10時50分に87円安の9090円まで下げ足を緩める場面はあったが、欧州首脳会談や来週のバーナンキ講演などを控え、ポジションを整理し、様子見する気分も市場には強く、その後は一進一退の狭いレンジの動きとなり、結局の100円安で前場を終えた。

 東証33業種のうち上昇したのは電気・ガスの1業種のみ。2%台の下げとなった保険、鉄鋼をトップに、32業種が下落した。値上がり銘柄数は全体の18%を占める299、値下がりは全体の72%の1190銘柄となった。変わらずは168銘柄だった。値上がり銘柄ではネクスト、タカキューなど好業績で値動きの良い内需小型株に物色が向かっている。一方、ファーストリテイリング、ファナックなど値がさ株の一角が冴えない動きとなっている

 午後は先物や為替、アジア市場の動きが引き続き注目される。

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