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【来週の投資戦略】日経平均は1万3500-1万4500円の往来相場か

 8月前半の日経平均株価は先物主導で大幅高と大幅安を繰り返し、方向感のない展開となった。週足ベースで俯瞰して見ると、上値を切り下げる一方で下値も切り上げる三角保ち合いを形成中。現時点では1万4500円を突破すれば上放れ、1万3500円を割り込めば下放れと判断できる。8月16日は前日の米国株安を受けて寄り付き直後に1万3532円まで突っ込んだが、その後は急速に下げ幅を縮小。ボックス圏へと舞い戻った。

 需給面では7月第4週から8月第1週にかけて海外投資家が3週連続で売り越しに転じた。一方で国内機関投資家と個人投資家は買い越し基調で押し目を拾う姿勢を見せており、せめぎ合いの様相を呈している。

 日経平均のPERは15倍台と割高感はなく、騰落レシオも80%台に低下して過熱感はほぼ解消されている。8月14日に発表されたユーロ圏の4-6月期GDPは11年7-9月期以来、7四半期ぶりのプラス成長となるなど、外部環境も悪くはない。

 日本には2020年五輪の東京開催への期待という独自のプラス要因もある(開催地決定は9月7日)。五輪効果については先取りする動きが一部見られるが、まだ完全には織り込まれていない。正式決定すれば日本株を押し上げるだろう。もうしばらくは様子見の閑散相場が続きそうだが、その後はがらりと雰囲気が変わるのではないか。

(『株式ウイークリー』編集長 藤尾明彦)

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