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【株式・大引け】日経平均は小幅続伸、様子見ムード強く一進一退

[東京 22日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小幅続伸となった。米政府機関の一部閉鎖で遅れていた9月米雇用統計の発表を今晩に控えているうえ、国内企業業績の決算発表本格化を前にポジションを傾けにくく、様子見ムードが広がるなか前日終値を挟んで一進一退となった。

 短期的な上昇ピッチが速く、上値では戻り待ちの売りなどが重しだが、外為市場での円弱含みなどが下値を支えた。東証1部の売買代金は6営業日連続で2兆円を下回り、薄商いが続いた。

 ロイター調査によると、9月の雇用統計の非農業部門雇用者数は18万人増となる見通し。8月の16万9000人増から伸びが加速すると予想されている。市場では「米雇用環境の判断要因ではあるが、米財政問題により延期された数値であるため、量的緩和縮小の開始時期に関する議論に対しては参考程度にとどまる」(国内証券)との見方が出ていたが、結果を見極めたいとのムードも強く、積極的な動きは限られた。

 国内企業決算を控えていることも手控え要因という。ちばぎんアセットマネジメント・調査部長の奥村義弘氏は「観測報道や業績予想の修正などが出始めているが、好悪まちまちの印象」といい、全般相場の押し上げにはつながりにくいという。為替が1ドル=98円レベルにとどまっていることもアナリスト予想を慎重にさせ、「好業績銘柄はすでに高値圏にあり、急いで買わずに決算発表が一巡してからでも遅くない」(奥村氏)とみていた。

 セクター別では建設株が堅調だった。信用取引規制の緩和などを手掛かりに熊谷組<1861.T>が年初来高値を更新したほか、大豊建設<1822.T>、飛島建設<1805.T>、三井住友建設<1821.T>など低位建設株が人気化した。ソフトバンク<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>など指数寄与度の大きい銘柄も堅調だった。一方、海運やパルプ・紙などが売られた。

 個別銘柄では、LIXILグループ<5938.T>が8日続伸。21日、2014年3月期の配当予想を上方修正したことが好感された。日神不動産<8881.T>は、21日に発表した2014年3月期の連結業績予想と配当予想の上方修正が材料視され、前日比で1割を超える上昇となった。

 半面、カカクコム<2371.T>やドワンゴ<3715.T>、グリー<3632.T>、GMOインターネット<9449.T>などネット関連株が軟調だった。

 東証1部騰落数は、値上がり998銘柄に対し、値下がりが592銘柄、変わらずが163銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      14713.25 +19.68

寄り付き    14677.08

安値/高値   14641.78─14747.77

東証出来高(万株) 217247

TOPIX<.TOPX>

終値       1214.44 +2.08

寄り付き     1213.18

安値/高値    1210.81─1215.87

東証売買代金(億円) 14826.28

(杉山容俊)

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