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【株式・前引け】日経平均は一時1万1000円回復も、利益確定売り進み3日ぶり小幅反落

 28日午前の東京株式市場は、日経平均株価が一時2年9カ月ぶりに1万1000円台を回復したものの、先物に売りが先行、利益確定売りから3日ぶりに小幅反落した。前引けの日経平均は前週末終値比9円25銭安の1万0917円40銭。一方、TOPIXは同2.86ポイント高の919.95と続伸した。東証1部の出来高は概算で17億0927万株、売買代金は1兆0237億円と、市場エネルギーは高水準が続いている。

 前週末の米国市場は主力企業の好調な決算発表を受け、NYダウ工業株30種平均が前日比70ドル65セント高の1万3895ドル98セントと6日続伸、5年3カ月ぶりの高値をつけた。ナスダック総合、S&P500も伸びた。

 東京市場の寄り付きは1万1002円と、前週末終値比76円高でスタート。ザラバでの日経平均1万1000円台回復は2010年4月30日以来。その後、断続的に先物に大口の売りが入り、株価を下げた。その後は一時切り返したものの再び売りが進み、前引け前にかけて戻したものの小幅反落に終わった。

 寄り付き前の外国証券経由の売買注文は、売りが1420万株、買いが2370万株と950万株の買い越しとなり、12営業日連続の買い越し。バスケット取引は16億6100万円の成立だった。米ドル円の為替相場は1ドル=90円台後半-91円台前半と円安基調で推移。ただ、日経平均は一時1万1000円台を回復したことによる達成感と、42年ぶりに日経平均が11週連続上昇したことへの過熱感、そして先物売りがマイナスに働いたことから、市場ではひとまず利益確定売りに動いている。

 業種別では東証33業種中18業種が上昇。最大の伸びは証券で、前日終値比の伸び率は2.78%、以下、鉱業、その他金融、その他製品と続く。下落は15業種。最も大きな下げ幅は海運で同2.52%だった。東証1部の値上がり銘柄数は869銘柄(全体の51.5%)、値下がり数は661銘柄(39.1%)、変わらずは156銘柄。

 後場にかけては、今週から本格化する企業決算のほか、為替・アジア市場・先物の動向に注目が集まる。

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