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【株式・大引け】企業業績の悪化懸念、円高傾斜も嫌い、日経平均は4日続落

 3日の東京株式市場は日経平均、TOPIXとも4日続落。日経平均株価は終値が前日比39円18銭安の8746円87銭、TOPIXは同3.80ポイント安の727.39で引けた。企業業績の悪化懸念、週末に予定される米雇用統計を前に様子見ムードも強く、円高転換も嫌われた。東証1部の出来高は概算で13億9811万株、売買代金は9222億円と3営業日連続で1兆円の大台を割り込む薄商いとなった。

 前日の米国株式市場は、NYダウ平均が1万3482ドル36セントと反落(前日終値比で32ドル75セント安)。こうした流れを受け、本日の日経平均株価は7円安の8778円でスタートしたが、前日終値比9円高で前場の取引を終えた。

 後場に入ると、対ユーロで再び円高に傾いたことを嫌い、先物に小口の売りも続いたことで、1時43分には56円安まで下落。その後も買い材料を欠いた薄商いの中で、先物に引きずられる形で終始ジリ安が続いた。

 業種別では東証33業種中、値上がりは買い戻しのあった不動産、証券、建設、鉱業、海運など9業種。一方、値下がりは24業種に及び、紙・パルプ、倉庫、精密機器、ガラス、鉄鋼、繊維、医薬品、小売り、金属などの下げが目立った。東証1部で値上がりしたのは410銘柄(全体の24.4%)、値下がりは1104(同65.9%)銘柄に上り、変わらずが157銘柄だった。

 個別銘柄では、テルモ、東京エレクトロン、アドバンテストなどの下落が目立ったほか、ヤマダ電機などの家電量販も下げが大きかった。一方、ソフトバンクによる買収が発表されたイーアクセスには、株式交換比率を意識した買いが殺到。制限値幅の上限で一部売買が成立し、大量の買い注文を残した。また、9月の既存店売り上げの落ち込みが比較的に小さかったファーストリテイリングは見直し買いが入った。

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