市場経済ニュース

【株式・大引け】日経平均は7連騰もTOPIX続落、模様眺めで高安マチマチ

  23日の東京株式市場はマチマチ。日経平均株価は前日終値比3円54銭高い9014.25円と7営業日連続の上昇、TOPIXは同4.35ポイント安の749.37ポイントと続落で、いずれも小幅で上昇・下落が交錯した。日銀の追加金融緩和期待から足元で進んでいる円安を好感する向きはあるものの、このところの連騰に対する短期的な過熱感が積極的な買いを抑えた。東証1部の売買代金は概算で9270億円と昨日に引き続き1兆円を割り込むなど市場エネルギーは低調。出来高は同15億7722万株だった。

 前日の米国ニューヨーク市場では、株式相場が前週末に大幅下落した後の短期的な戻りを期待する買いが入り、ダウ工業株30種平均が小幅ながら3営業日ぶりに反発したのを受け、今朝の日経平均は7日連騰で始まった。日経平均が前日までの6日間で476円、5.6%上昇したことで高値警戒感があったが、ドル円相場の下落もあり輸出関連株などが買われ、前場を小幅高で折り返した。

 昼のバスケット取引は227億円が成立し、売買は均衡と伝えられた。

 後場寄りの日経平均は、前日までの6日連騰の過熱感に加え、上海が0.6%下落、深センが0.8%下落、台湾が0.4%下落など、アジア市場の寄り付きが総じて軟調だったことなどもあり、前引けより23円安い8993円と反落してスタート。だが、その後小口の買い物などで反発に転じ、結局は9000円台を維持して取引を終えた。

 値動きがマチマチとなっている背景を挙げると、売りの要素としては、株価に過熱感が出ていること。一方、買いの要素としては、足元の為替の円安傾向で輸出関連株などへの悲観的な見方がやや後退したことがある。また、来週予定されている日銀の政策決定会合で追加金融緩和策が期待されることなども挙げられる。今後、3月決算会社の第2四半期の決算発表が本格化してくることで、その動向を見極めたいという模様眺めの心理が支配的になっている。

 東証1部では全体の28.3%にあたる474銘柄が値を上げた。値下がりは1031銘柄(同61.5%)、変わらずが168銘柄。業種別では東証33業種中、ゴム、サービス、その他製品など7業種が上昇。値下がりはガス、保険、紙パルプなど26業種だった。

 銘柄別では、山一電機、東海染工、ユニデンなどが買われる一方、モリテックス、九州電力、関西電力などが売られた。

 今後の注目点は、来週30日に予定される日銀の政策決定会合での追加金融緩和策のゆくえに加え、米時間で本日23日に開かれる、米大統領選挙前最後の会合になるFOMCの結果などが挙げられる。

ページトップ