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【株式・大引け】欧米株高、円安追い風に日経平均は今年3番目の大幅高、一時は上げ幅が500円超す

 28日の東京株式市場は大幅続伸となった。日経平均株価は前日比463円77銭高の1万3677円32銭、TOPIXは同35.01ポイント高の1133.84で引けた。日経平均の上げ幅は今年3番目。東証1部概算の売買高は31億9097万株、売買代金は2兆6078億円となった。前日に比べ、売買高・代金とも拡大し、市場エネルギーも戻りつつある。

 前日の欧米主要市場は上昇した。NYダウは前日比114ドル高で1万5000ドルの大台を回復。米国の景気回復を示す経済指標が複数発表されたうえ、早期の金融緩和縮小に消極的な発言がFRB関係の高官から続き、早期金融緩和縮小への過度な警戒感が後退したことで、世界的に株高の動きが強まった。

 本日の東京市場では、朝方に為替が円安に振れたこともあって、日経平均は前週末終値比170円高で寄り付いた。前場は上昇する動きにほぼ終始し、435円高で前引けを迎えた。

 昼のバスケット取引は約303億円が成立し「売り買い均衡」と伝えられた。

 後場寄りの日経平均は前引けよりも6円安でスタート。12時33分に前日比404円高の1万3618円まで上げ幅を縮める場面もあったが、その後はアジア株が軒並み上昇、とりわけ懸念材料だった上海株が小幅反発したこともプラスに働き、さらに為替が円安に振れたことから、1万3700円台を回復。14時37分には本日の高値、510円高の1万3724円を付けた。取引時間中の1万3700円台回復は6月5日以来。その後、利益確定売りなどが出てやや伸び悩んだが、結局、高値圏の463円高で引けた。

 東証33業種別では全業種が上昇となった。上昇率では不動産が5.55%でトップ、倉庫が5.45%で2位となり、以下、その他金融、銀行と続いた。

 東証1部全体の93.5%に当たる1602銘柄が値上がりする全面高の様相となった。値下がりはわずか4.7%の82銘柄、変わらずは28銘柄だった。銀行、不動産、自動車など輸出、内需の主力株に買いが入り上昇した。

 本日は米国年金など海外の金融機関の決算期末にあたり、ドレッシング(お化粧)買いによる押し上げ要因がある、との指摘が市場の一部にはあった。その意味で、名実ともに7月相場入りする来週も、注目は売買高・代金が高水準を維持し、さらに市場エネルギーが膨らんでくるのかどうか、という点。中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)、米国の雇用統計など予定される重要指標の内容、為替などの動向にも株価は影響を受けそうだ。

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