今は個人投資家にとって「買えば儲かりそう」な相場です

MS-Japanを購入したら上放れ

横山 利香
2017年03月02日
MSーJapanの有本隆浩社長

 米国の株式市場はニューヨークダウ、ナスダックがともに高値を更新するなど引き続き堅調な状況が続いています。これに対して日経平均株価は、現地時間の2月28日に行われるトランプ米大統領の議会演説を前に、「何か悪材料が出るのではないか」といった思惑があったのでしょうか、モミ合いに終始していました。

 しかし、日本時間の3月1日の議会演説終了後は「ひと安心」という受け止め方なのか、全面高の展開となりました。異色のトランプ大統領なので様子見というスタンスもわからないではありませんが、先の首脳会談を見るかぎり、少し過剰反応だったのではないかと思います。それでも、過剰でも損はないので様子見、という人が多かったのでしょう。

 ニューヨークダウのチャートを見ると、2万ドルは単なる通過点になってしまいました。「株価が上がるから買われる」状況ですが、2万1000ドルももう目前で、大まかな目安としては2万2000ドル前後がターゲット値です。

画像を拡大
「ニューヨークダウの上値メドは2万2000ドルプラスマイナス500ドル」

 しかし、一方通行的な彼らの気性を考えると、プラスマイナス500ドルは考えておいたほうがいいいのでしょうか。今の波動がまもなく終了するとみられ、ダイナミックな調整が訪れる可能性が高いと見ています。

 一方、日本の株式市場は、東証マザーズやジャスダックなどの新興銘柄や中小型株が強く、個人投資家にとっては買えば儲かる状況になってきています。地合いも悪くありません。トランプ大統領誕生のおかげで2016年秋以降は大型株にいいところを持って行かれたので、「ようやくきた」という感じで。

 とはいえ、新興銘柄や中小型株の場合、投資家が一斉に買い向かったかと思えば一斉に売りに回るケースが少なくないので、「高値を取った銘柄から保有株の半分程度を利益確定して買い直す」といった具合に回転を繰り返しています。

利益確定はこまめに

 2月1日に発表した今2017年3月期第3四半期累計(16年4~12月)決算はさほど悪くなかったように思えたのですが、出尽くしになって売られた銘柄にMS-Japan (6539)があります。16年12月に新規上場した銘柄で、公認会計士や弁護士などの「士業」と一般事業会社の管理部門に特化した領域で人材紹介業を行っています。

 業績は順調に推移。これまで「未定」としていた配当も実施します。日本の現在の求人状況を踏まえると、業績が急速に悪化するとは考え難く、最低でも現状は維持できるでしょう。株価も大きく売り込まれることがなかったため、3500円を下回る水準で購入しました。直近の安値を割り込まない間は我慢してみようと思っていたら、レンジ相場を上に抜けてくれました。

 買えば儲かる地合いだと気持ちも大きくなりがちです。こういうときほど好業績銘柄の安いところを拾って、しっかりと利益確定させようと考えています。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
Copyright Toyo Keizai, Inc., all rights reserved.
Copyright Quants Research, Inc., all rights reserved.
東洋経済新報社 クォンツ・リサーチ